オミクロンについて
オミクロンの正体
オミクロンはデルタとは全くの別物です。
デルタ株は血液中に入り、血管の中の「ACE2(エースツー)受容体」と言う細胞の突起にくっついて感染します。
ウイルスが細胞の中に入って増殖すると「血栓(血の塊)」を作り、これが肺に溜まると肺炎を起こします。
ですから、デルタまでの重症化は血栓が原因でした。
一方オミクロンは喉の浅いところにある「アミノペプチダーゼN(N蛋白)」と言う粘膜細胞にくっついて感染します。発症すると喉の痛みと微熱、場合によっては38度を超えて発熱する、いわゆる喉風邪です。
しかもN蛋白はマイナスの荷電を持っていて、オミクロンはプラスの荷電を持っているので、喉に入った瞬間に磁石のようにピタっとくっついてしまいます。
したがって感染率はデルタに比べると60倍もあります。
しかし感染してもほとんどが無症状か軽い喉風邪で済みますし、血管内での結合ではないので血栓を作ることはなく、重症化することはほとんどないので心配いりません。
ただし、ワクチンを打っていると免疫力が下がっているので、症状が出やすくなります。
オミクロンは通常の風邪の60倍の感染率なので、もともと効果がなく逆効果なマスクをしても、距離を取っても、ホームステイしても必ず曝露します。
もちろんワクチンを打っても曝露しますし、逆に発症しやすいです。
ですから、なるべくマスクを外してワクチンを打たず、普通の生活をして免疫力を落とさないことが大切です。